財団ニュース
あらゆる人に、変革するChanceを

ウィルオブ財団支援者ご紹介 – 阿井智子さん

障がいをお持ちの方でも楽しめるステンドグラスアートを

プロフィール

千葉県生まれ。
自然に囲まれた地域で育ったため植物に触れたり、絵を描いたりモノを創ることが幼い頃から好きでした。
フラワーデザインなどの仕事を経て、子供の頃から好きだったことをしようと一念発起し美術学校を受験、卒業後は武蔵野美術大学 造形学部 工芸工業デザイン学科へ編入し空間デザインについて学びました。
ガラス造形や空間を活かしたインスタレーションが好きで、私が制作するモノは人と人の感性を共有できるモノでありたいと常々思っています。

応募動機

ウィルオブ・ワークからのお知らせメールが届き何気なく開いてみたところ、今回のスポーツ・芸術助成の文字が飛び込んできました。
芸術助成の詳細を確認したところ、自分が今までしてきた芸術活動とこれから目指す活動としてステンドグラスの展示会の開催などの目標が応募条件に一致しているのではないかと思いました。
2022年は自分の活動を発表していこうと思っていたので、自身の芸術活動を継続していく為に応募させていただきました。

活動についての紹介

美術学校ではガラス造形を学びました。吹きガラス、彫刻、ステンドグラス、酸素バーナーなど様々な技法を学び、アメリカの美術館のスカラーシップを受けてサマープログラムに参加したり、国内で展示会などにも参加しました。
なかでもずっと続けているステンドグラスが大好きで、光と影が織り成す可変芸術は非現実的であり人々の心を癒す効果があると思っています。
ステンドグラスのいいところは、文字がなくても絵で物語が伝わるところだと思っています。
大学では空間について学んだので、自身の作品制作に活かしていきたいと思っています。

意気込み

助成を受けて二つの目標があります。
一つは世界中の物語や詩をモチーフに、ステンドグラスを制作し、年齢、言語、ハンディキャップ関係なく楽しめるの展示会の開催をすることです。
二つ目は、今まで公募展へ応募したことが一度もなかったので、2022年は自身のガラス造形作品の制作と空間デザインを活かせる公募展へ積極的に応募・参加していきたいと思っています。
作品制作などで慌ただしくなりますが充実していて悔いの残らない1年間にしたいと思っています。

ウィルオブ財団に対するコメント

今回の助成に応募して、まさか自分が選ばれるとは思っていなかったので驚きと喜びでいっぱいです。
これまでに化粧品企業や不動産企業が芸術助成を行っているのは知っていましたが、人材派遣企業が芸術助成をするなんて聞いたことがありませんでした。
社会がジェンダー平等を掲げている今、ウィルオブ財団の助成の募集を見た時に企業も大きく変わり始めているんだなと実感しました。
第一回に参加できることをとても光栄に思います。1年間よろしくお願いいたします。